新社会人になって初の忘年会ですげえ上司と遭遇した話 後編

こんにちは!bBsです!

前回の記事を見ていない方は是非そちらから!

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では早速いってみましょう!


〜前回までのあらすじ〜

・忘年会に行って席を陣取る僕含める新人達

・突如そこに現れる社内屈指の変人グッチ

・グッチ「お"お"ん(威圧」←イマココ





忘年会が始まって十分が過ぎる頃


周りの席があったまってきている中僕らの周囲は未だ凍りついたままであった。


なんとか場を和ませようと会話をしてみるも返答はそっけないか、はたまた無視


こんな難攻不落の上司をどうやって攻略すればいいっていうんだよ。


僕は何も言えずにただグッチを見つめて顔色を伺うことしかできません。


その鋭い白い眼光の先に何を見ると言うのか…んん!?


白い眼光というか白目を剥いてました。


グッチ「(白目)」


「えっ!?グッチさん白目向いてね?」


同期2「ああ、グッチさんタバコ吸うとこうなるらしいよ。」


同期3「そしてこの間は気を失ってるから何も聞こえてないらしいよ。


噂以上のやばい奴でした。どんなタバコ吸ったらそんなになるんだよ…


ちなみにグッチのこの状態のことを周囲はヘヴンズタイムというらしく


タバコを吸う人には多かれ少なかれ似たような現象があるそう。ほんとかよ喫煙者怖すぎ。


そんなわけで改めてグッチのことを観察して見るとタバコ一本吸うごとにヘヴンズタイムとやらに十秒ほど入っていることを確認しました。


これ絶対あかんやつやヘヴンどころかいつかヘルズタイム行ってしまうぞと思いつつも


これを機に僕たちは少しずつ緊張が解けて行きました。


だって10秒間何してもいい時間があるんですよ、しかも上司の前で。


同期1「お"お"ん(白目)」


こんなことしても許されるわけです。すごくないですか?真横で真似ですよ?


しかもよくみると同期1のタバコに火は付いてませんでした。本当に何がしたいんだお前は。


でもこの同期1の行動がきっかけで僕らも少しずつグッチへの恐怖心が薄れていきました。


僕「グッチさん眠いならソファで寝ていいですよ。」


グッチ「お"お"…大丈夫」


同期3「グッチさん知り合いの席行ってもらってもいいですよ、」


グッチ「いや…いい…(白目)


僕「なんでこんな頑なに動かないんだこの人」


こんな感じでヘヴンズタイムに入った瞬間僕たちはグッチのことで笑えるくらいには楽しめるようになっていました。


にしてもやはり怪物ですね。行動が全く読めません。


上に書いたようにどんだけ移動を促しても頑なにその席から動こうとしません。そしてそういった発言を気にするそぶりもありません。


あと個人的にツボだったのがこちら


店員「サーモンとマグロのカルパッチョでございます。」


グッチ「お"お"…醤油とってくれ。


僕(カルパッチョ醤油…!?)


これですね。カルパッチョに醤油をかけるという行為。刺身かよって突っ込みたかったです。


カルパッチョが薄口なんかとも思いましたけどむしろ濃かったですからね。


どんな味するのか、ヘヴンズタイム中につまみ食いしてやろうかとも思いましたけどやめました。


でもこういう、グッチの一連の絡みを経て僕たちは次第に仲良くなっていった気がします。


そしてついに、僕たちとグッチの盛り上がりは最高潮に達しました。


僕「グッチさんってUFO見たことあります?」


グッチ「あるよ」


一同「ええっ!?!?


グッチさん、UFO見たことあるそうです。なんとなく聞いた質問でしたが大当たりでした。


これには僕たちのテンションもMAX。食い入るようにその時の話を聞きました。


グッチ「なんか急に空に光が走ってな、なんだろうなーって見てたら左右に動き出してな。よくみると円盤の形してるんだわ。


なんて言ったかなあの番組。


僕「え?テレビの話ですか?」


グッチ「お"お"!テレビ!」


一同「(白目)」


これには全員ヘヴンズタイム。お手上げです。


めちゃくちゃ自分目線な語りのお陰ですげえ真実味が出てきたところでこのオチ。


彼は冗談で言ってません。いつもガチです。何回思い出しても笑える。


ちなみにこの後幽霊は見たことあるかと聞いたところ


グッチ「幽霊は見たことねえなあ…」


同期2「テレビで見たこともないですか?」


グッチ「テレビではあるよ。」


だそうです。誰か法則を見つけてください


そんなこんなでもはやグッチイジリができるくらい僕たちの仲は良くなったと言えるでしょう。


思い返せば最初こそ気まずかったけれど、グッチの一つ一つの行動が面白すぎて


周りにどう見えていたかはわかりませんが、新入社員歓迎会の時より断然楽しめている自分がいました。


今思えば、グッチも同じような気持ちだったのかもしれません。


グッチ「お前…誕生日いつだ?


僕「!!!」


皆さん覚えているでしょうか、前記事の彼の伝説の一つ


曰く、人の誕生日を聞くと二度と忘れないらしく彼に誕生日を覚えてもらってようやく一人前だとか


そう、グッチに誕生日を覚えてもらうことは、この会社で働く上で登竜門のような存在なのです!!


この会社で働くこと半年とちょっと


ついに日々の努力が実を結び、一人前に一歩近づきました。


新入社員になって初の忘年会、僕はこの思い出を一生忘れません。


二次会の締めで山口百恵を歌っていたグッチのキモい姿も忘れません。


僕のつまらない社会人生活にグッチは間違いなくでした。ありがとう。ありがとう。


二次会も終わって帰りの電車の中、グッチに僕は最後声をかけました。


僕「グッチさん僕の誕生日いつか覚えてますか。」


グッチ「3月の…」


僕「全然ちげえ(白目)」


6月です。まだまだ一人前にはなれないようでした。チクショウ!!


いとしい あんちくしょう

いとしい あんちくしょう